賛助会
賛助会会長あいさつ
平素は(一社)香川県建築事務所協会賛助会の活動に格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
令和6年の元日には石川県能登地方を震源とする大地震が発生し香川県でも最大震度3を観測しました。この地震により亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。報道で家屋倒壊の惨状を見て、南海トラフ地震が発生すれば香川県もこのようになるのではないかと不安がよぎり、何か対策が必要だと感じました。
さて、今年の建築業界は大きな変革の時期となります。これまで建設業は経過措置により上限なく時間外労働が可能でしたが、令和6年4月以降は他業種と同様に上限規制が適用されます。しかし、働く時間を減らした分人手を増やしたいと思っても、建設業は技能労働者の担い手不足が問題となっており人員確保が難しいため、週休二日制の導入や賃金水準の向上などの処遇改善が急務と考えます。このような問題を解決するため、安定的で持続的な工事物件の確保や適正価格での設計単価の決定、無理のない工程計画や適正な契約変更とダンピング対策の徹底、DXによる生産性の向上、建設業界のイメージアップなどを、業界団体と国が連携して官民一体での普及を推進しなければなりません。そして香川県が震災に強い街になるよう、建築士事務所協会のセミナーや工場見学などで最新の技術や工法を学び、技術の伝達や生産性の向上に努め、これからの建築業の発展に寄与していければ幸いです。
これからも、香川県建築士事務所協会、賛助会の活動を通して香川県の建築業界の継続的発展に努めていきたいと思います。
香川建築士事務所協会会員の皆様、賛助会会員の皆様には賛助会の活動につきまして倍旧のご指導ご鞭撻を賜りますよう心より御願い申し上げます。結びにあたり能登半島地震の被災地の一日も早い復旧・復興を願っております。また、正会員と賛助会員の益々のご発展とご健勝を祈念申し上げご挨拶と致します。
2024年挨拶