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微笑みの国 赤い夕陽の独り言!

井上 輝幸
井上 輝幸
T・R建築設計(株)

 東南アジアの中で日本に一番近い国、マレーと中国文化の血を引き、スペイン、アメリカの統治を経て、深く欧米の影響を受け独特の文化風習を持つ〝フィリピン〟関西国際空港から約3時間半で首都マニラに到着し、短時間で南国情緒満載の世界有数のリゾート地にいけるのにいまいち人気が無いなーと思うのは僕だけかな~。

img-01-002.jpg  7,000余の島々からなるこの国の人々は、ちっちゃい子もネ-チャンもオッチャンも皆な笑顔、笑顔、笑顔、とにかく純粋なのだ、日本もこんな時代が有ったよな、でもこの国では今も当たり前のことなんだ「マブーハイ」
 マニラ空港では入国審査を待つ人の数にビックリ!10列ほどに70~80人が並んでいて約700~800人が狭い場所に詰めているのだ、これが世界中から一日何便も来るのだから国際都市マニラ恐るべし。
 ヌボーと人の頭を見ていたらモグラたたきをしたくなってきて思わず鼻をつまんでしまったのだ!
 僕はマニラでの宿はどっちも空港から約1時間のパサイシテイのヘリテイジホテルかイントラムロスのマニラホテルと決め打、理由はヘリテイジホテルの近くには日本大使館があり歩いて15分位の湾岸沿いには大型ショッピングモール〝エイジア〟があり映画館のおまけ付、日本には無い物が結構あって安心と生活の為に選んでいるのネ、マニラホテルは結構古く警備は万全、朝飯はバイキングスタイルで豪華絢爛?原産のマンゴーはオレンジ色と青色の2種類ありどちらもとっても惚れてしまう、フィリピンのマンゴーはとろけるほど甘いさらに超安い、例によってだらーしなく街を歩いているとマンゴーの木がこれ又だらーしなく道路際に立っていてポロリと実がなっている異次元の世界だよな~。

 ヘリテイジホテルとマニラホテルの中間に長さ2キロ位のベイウオークがベローン(幅20m)とある、外れにアメリカ大使館があり日雇い希望がゾロゾロ並んでいる〝当たり券は少ないケンネ〟と阿呆面して眺めていたら昼間も人が多いのに夕暮れ時に成ると国籍不明のネーチャン、ニイチャン、さらにオカマのネーチャンらがワラワラ登場いつのまにか屋台が開店、へんてこりんな舞台があっちもこっちも!くねくねオカマショーの開演となりこれで朝まであるのだ、なぜか椅子机があってホゲーと座ったらテケテケテケとフィリピーノが来たのですかさず〝ちべたいサンミゲルビールとテラピア〟を注文したらびっくりの速さでこんがり焼けたテラピアとサンミゲルが来た、カラマンシーをぶっかけて仲間と〝旨いネー〟を飛ばしながらサンミゲルをグビグビ、テラピアをパクパクだらしねーくウダウダやっていたら夜明けてしまったのだトホホホ!
 僕は朝市大好きオッチャンなのだ、毎朝1~2時間あへあへ運動しちゃう、ヘリテイジホテルから朝市場へ行って戻る、フィリピンの市場はビルなど殆ど無いトタン屋根シャッター無、店頭の商品が見えない程の人、人、人なんでも超安い製品保証期待するのはヤボ、自分探しの僕は超楽しく面白いのだ、僅かなものを買ってホテルにかえる、人ごみにさらばなのジャー

img-01-003.jpg この国はスペインさんのおかげで教会が多い、中でもメトロマニラのイントラムロスに建つサン・アグスチン教会はフィリピン最古で石造のバロック建築で世界遺産、タクシー代けちってジープニーで〝おろしてコノヤロ~〟と絶叫したら着いた、入り口でローソクと線香を捧げつつ礼拝堂へ足を踏み入れた途端圧巻の装飾美の中、マイクを通じて朗々と伝道師が聖書を詠んでいて驚愕の荘厳感が僕を包みこみ人間の偉大さを改めて思い知らされた。

 マニラ空港から小っこい飛行機のこれまたちっこい座席で1時間フライト、隣りの細長いセブ島に着く、此の島は南北端にサンゴ礁があり世界的人気のダイビングスポットがあるボンベいらずシュノーケルで十分楽しめる、カラフルな魚たちと戯れながら天国を味わってしまう。

img-01-004.jpg セブ島での宿はサン・フェルナンドのプルクラ、なんせプルクラが有るからセブ島にくるっちゅう目の肥えた輩も多い僕もその内の一人なのだワッハッハ?
 全ての客室はスイートのプライべートプール付ビイラ、レースの蚊帳付のべッドは王様ダ~。
 結構うまいフレンチディナーへは一張羅のキザな服で行く、なのにだらしね-仲間はTシャツと短パンおまけにスリッパ〝場を読んでねえな-〟それでもサンミゲルやらワインをグビグビ、日本酒が無いから日本人此処にありとはなんねーけんど、ほろ酔い状態でメインプールでザンブリコ!水につかってちべたいマティーニをチビチビ舐めながらボヤーと空を見上げるとトーチャンも!の星の数、なんぼなんでもこんなにいらねえのになーと文句は言わないけど凄すぎてだらしねー仲間も〝フガ!シーン〟

img-01-005.jpg 僕はどんな国、何処へ行っても魚を釣るのだそして喰らう、プルクラには常時警備員付のプライべートビーチが〝ドデーン〟と有る隅っこのほうでイカの切り身で〝ヲッシャー〟と投げガリガリ引っ張ると釣れたー!何と高級魚〝ラプラプ〟だ、興奮状態で仲間に見せたらシレーとして〝食えるの?〟馬鹿ー 阿呆な仲間は無視、ホテルで調理してもらいサンミゲル片手にガブリンコ!旨め~

 広大なホテルのプライべートべーチには飽きもせず毎日行く、波と遊びプールで泳ぎ疲れたらマティーニをチビチビ舐めながら木陰のハンモックで本を読む数頁で眠りにつく気が付くともう夕暮れだ、マニラのベイウオークでの夕日も同じだけど、この国の夕日は実に鮮やかボケーと眺めていると己の撒いた数々の愚行を全て許してくれそうな気がする、思わず合掌 〝もう日本になんか帰ってやらんもんね〟とぶつぶつ独り言、の間に夕日は沈んでしまった!

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 人様にいばれる程旅の数が多くはありませんが、様々の人との出会い、景色、今まで見たこともないよう建物、旅は僕に人生を教えてくれる、旅は僕の人生そのものなのです。


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この記事について

このページは、sekkei-kagawaが2017年6月28日 18:22に書いた記事です。

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