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ご挨拶


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(一社)香川県建築士事務所協会
 会 長 中村 賢治
 (有)中村建築設計事務所

 


 日頃より正会員、賛助会員及び関係各位の皆様方には、本協会の活動にご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、「(一社)香川県建築士事務所協会」の新会長として早1年が経過しようとしていますが、その中で大きな出来事がありました。建築設計三会(建築士会・建築家協会・建築士事務所協会)が一つにまとまり、建築士試験の合理化について陳情を続けた結果、「自由民主党の建築設計議員連盟」の諸先生方のご尽力により議員立法にて「建築士法の一部を改正する法案」が成立したことです。(2020年の建築士試験から適用される予定です)
 これは、近年の建築士試験は、受験者数の急減(受験者数がこの10年で約2/3まで減少)に加え受験者の高齢化(受験者平均年齢がこの10年で2. 4才の増)が顕著になり、また業務を行っている建築士の高齢化が進んでおり、このままの状態では、建築物の安全性の確保等において重要な役割を担う建築士という人材の確保が困難になるという時代背景があったからでもあります。
 建築士という人材を継続的かつ安定的に確保するため、建築士試験の受験資格を改めること等により、具体的には建築士試験を受験する際の要件となっている実務経験について、免許登録の際の要件に改めることにより、建築士という人材を継続的かつ安定的に確保するため、建築士試験の受験資格を改めること等により、具体的には建築士試験を受験する際の要件となっている実務経験について、免許登録の際の要件に改めることにより、試験の前後にかかわらず、免許登録の際までに積んでいればよいことになります。
 これは、建築士を目指すものにとって、建築士試験の受験機会が拡大し、建築士免許の取得に向けた見通しが立てやすくなり、我々建築士事務所にとって、建築士免許を取得する可能性の高い若手職員を確保しやすくなると推察できます。
 例えば、一級建築士の場合、50才代から70才代合わせて約65%になっている現状から、この建築士法改正が、昨年の私の挨拶にも書いている「2025年問題」の一つの解決方法にもなると思われ、非常に期待しているところであります。しかし、建築士の数が増えてもその「品格」が劣っていてはいけません。私たちも自己研鑽を怠らず、職業倫理を高め、社会の健全な進歩と発展に寄与していかなければならないと思っているところであります。
 諸先輩たちが営々と築き上げてきた協会のこれからの半世紀を見据えて、建築設計業界の社会的地位の向上を目指し、皆様とともに着実に前進してまいりたいと思っておりますので、今後とも会員の皆様の一層のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

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この記事について

このページは、sekkei-kagawaが2019年6月21日 16:38に書いた記事です。

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